2009年代交替式報告(2009.05.16)
                          写真・文 吉村健一、佐川瑠衣

去る5月16日に現役代交替式が下記の通り行なわれましたのでご報告いたします。
                 
                     記
   日時:2009年5月16日(土)、16:00〜17:00
   場所:関西学院大学スポーツセンター3F中会議室

以下に2008年4月から2009年3月の間の活動報告が前主将阪本修平君より、また2009年4月から2010年3月の間の活動方針が新主将河田祐人君より発表されていますのでその概略を報告いたします。
なお、新年度の言葉は『山考』です。これにつき河田新主将は次のように言っています。
“この言葉には二つの意味があり、一つ目は山について考えると言うことである。・・・(略)・・・二つ目は、考えてから動く山行をするということである。・・・・・”

2008年度年間部活動総括  
                                           阪本修平
今年も事故なくここまでくることが出来た。部員全員山行に対して高い安全意識を持ち、自己の中で解決するという考えを根付かせることが出来たと思う。その結果、今年は例年起こっていた凍傷などが起こらずに済んだ。しかし、事故につながるような事態も幾つかあった。このような事態は合宿、PWの検討資料に記載してあるので来年度の運営の参考にして、しっかりと安全対策を行い、事故なく安全にクラブを運営してほしい。
 また、老朽化が進んでいたテント類、火器などの装備を一斉に買い換えた。新しい装備の購入は部員全員のモチベーション向上につながり、何より装備の不備による事故を未然に防ぐことが出来た。これは安全対策の面でも大きな意味あることである。このような買い替えが出来たのもOBである松谷様のご寄附があってこそであり本当に感謝している。現役はこの装備を大切に使い続けていって欲しい。
 運営に関しては、新歓活動で当初7人の男子部員を獲得することが出来て、次代に大きな可能性を生んだ。しかし、女子部員を獲得できなかった、また男子部員を3人辞めさせてしまったことも事実である。女子部員は毎年獲得困難であるが当時の女子部員数が多かったこともあり多少の油断があったように思われる。今後、いかなる状況下であっても女子部員の獲得のために十分な対策を立て、全力を尽くして欲しい。この総括を生かして来年度以降の新歓活動を成功させてほしい。
活動に関しても男子は南会津で、女子は吾妻にて集大成となる春合宿を行い見事に成功することができた。共に苦しい道のりであったが、今年の集大成に相応しい合宿であった。互いにこのクラブの長年の伝統である山スキーにこだわり、山スキーの最大の良さの一つである機動力を最大限に活かして、その素晴らしさを下級生に存分に伝えられたと思う。また、例年以上に沢登り、藪漕ぎ、アイピン山行などの活動がPWを通じて行うことが出来たのも大きな今年の成果の一つであった。スキー技術に偏っていたこのクラブが様々な活動や経験が出来て、同時にレベルもアップすることができた。まさにワンダーフォーゲルらしい活動を行った1年間であった。
また、「最高」のワンゲルというものを目指し活動に取り組んできた。男女とも部員全員春合宿が終わった瞬間今年1年やっていてよかったと思い、そしてこのメンバーで1年過ごすことができて最高であったと心の底から思った。この最高だと思うことこそが今年1年の目標であり方針に掲げていた最高のワンゲルである。この気持ちを忘れず、今後に生かして活動したい。
 さて、今年の言葉は「軌跡」であった。OB・OGの方々が築いてきた伝統を受け継ぎ、未来の世代のため道筋を立てることを意味している。この部のスキーにこだわるスタイルを受け継ぎ、また、来年に可能性を残すことが出来た。
特に今年は例年にないほど充実した活動を行ってきた。しかし、それは大長山の一件から部を立て直した人々や、その他多くの長年部を支え続けてきた人々があってこそで、このような先人の貢献に感謝するのも「軌跡」の重要な意味の1つである。よって、次代にもこのことを伝えて、今度は自分たちが未来へ部の道筋を立て、また、部員が代々部を途切れさせることなく道を作り続けてくれるように今後も努力していきたい。
そのためにも、年間部活動総括、合宿、PW検討資料やその他多くの今年の経験をしっかりと示して役立てていき、今年「軌跡」という言葉を打ち立てた責任を果たしていきたい。
多くの苦難がありながらもここまで来られたのは部員の確固たる絆があったためであり、また、どのようなときでも現役のことを真剣に考えてくれていた監督コーチの皆様、その他多くの方々のおかげであり、本当に感謝している。

2009年度活動方針
                                         河田 祐人
2009年度より新体制で部を運営していくにあたり、特に重要視するものを、方針として挙げていく。ここ数年、当部は活動の幅が広がり毎年順調に発展してきているのを強く感じる。今年もこの流れを絶やさず、さらなる飛躍を目指して行きたい。新勧活動にまずは全力で取り組み、男女共にこれからも豊かな活動ができる環境を整える。
今年の代の言葉は「山考」である。この言葉には二つの意味があり、一つ目は山について考えるということである。活動の発展とともに、自然の中での無力さを感じたり、危険を意識する機会も増えてきた。今一度活動を見直し、山行ごとにしっかりと問題点の把握と改善につとめていきたい。二つ目は、考えてから動く山行をするということである。実際の状況に応じて、よく考え、臨機応変に物事に対処していきたい。過去に事故を起こしてしまった時は、部の活動が一度停滞してしまった。そのようなことにならないよう、大長山の事例を含め、過去の事例を部全体で振り返り、再発防止に努める。そして、引き続きお世話になった方々に少しでも恩返しを出来るように活動していく。また、山で活動させてもらっている身として、他人に迷惑をかけず、何か起こった際も自分達だけで完結できるよう、普段から訓練に励むこととする。ワンゲル活動を通じて自己を磨き、環境に依存しない人間力を育んでいきたい。
そして「ワンゲルらしい」活動をどんどん発展させていきたい。活動の幅が広く、個々が自由に活動できるのがワンゲルの良いところである。今年度も、PW等を通じて新しいことに挑戦し、豊かな活動ができるようにしていく。さらに、山以外の活動も積極的に取り入れ、様々な嗜好を持ったメンバー一人一人が満足できるような活動をしていく。同時に、自分達だけで完結せず周囲に目を向け、感謝の気持ちを持ち学生らしく謙虚に活動していくこととする。
最後に、今までのKGWVの歴史を今年度は自分達が背負っていくという意識を強く持ち責任ある行動を行う。その中でも、自分達の代が最高で、ナンバー1であるというプライドを持てるようがんばっていきたい。さらに、それを来年以降発展させ続けてくれるよう、下級生に指導、伝達していきたい。